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ホームシックも吹き飛ばす、ドイツで作れる簡単日本食(和食)メニューをご紹介
いよいよ始まったドイツ生活!楽しいけれど、やはり海外での生活は慣れるまでにストレスがあるものです。ストレスのあるそんな時期にこそ大切にしたいのが、「食事」です。
ドイツに移住したばかりの頃は楽しいですが、それでも時々、日本食が恋しくなる時があるものです。
ホームシックになった時やちょっと疲れている時、病気になった時は絶対に日本食が食べたくなります。
ドイツ在住の方で、食にまつわるこんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、ドイツ在住の方に実践していただきたい、「ドイツで作れる日本食メニュー」をご紹介します。ドイツ現地のスーパーの限られた食材の中でどう日本食を作ればいいのか困っている方は必見です。
「食」は生活の基本でもあるので、美味しいものを食べて毎日を元気に過ごしましょうね。
ドイツ現地スーパーの食材でも日本食(和食)は作れる!
ドイツでも大都市だと、アジア系スーパーマーケットが多い地域もありますが、少し離れたエリアにお住まいだとアジア系の食材店を見つけるのは難しいです。
日本の食材を求めてアジア系スーパーに行かれる方が多いと思うのですが、毎回アジア系スーパーまで買い出しに行くのは結構な手間です。
ドイツのスーパーとアジア系スーパーをはしごするなんてこともあります。もう、毎回しんどい!笑
でも、だからと言って日本食メニュー(和食)が作れないわけではありません。まずはドイツのスーパーならどこでも手に入る食材で作ってみましょう!
ドイツのスーパーで手に入る調味料など
ドイツで日本食を作ろうとしたとき、まずはベーシックな調味料の調達から始めなくてはいけません。では、ドイツ現地のスーパーではどんな日本の調味料が手に入るのでしょうか?
ドイツの大手スーパーで手に入る日本の調味料はこちら。
店舗によっても品揃えが異なります。しょうゆ、わさび、ごま油、味噌あたりは必ずあります。
日本の調味料が見つからない場合でも、韓国や中国系コーナーにその国の醤油や酢などの代用できるものが売られている場合がありますので、ぜひ探してみましょう。
ドイツでも簡単に作れる日本の定番朝ごはん
日本の朝ごはんの定番といえば、ご飯、お味噌汁、焼き鮭、卵焼きにお漬物ではないでしょうか。実は一般的なドイツのスーパーでもこれらの材料は手に入ります。
和朝食が食べたくなったら、ぜひ作ってみましょう。
ごはん
ドイツのスーパーでお米を購入するときは、「Sushi Reis」と書かれているものを購入しましょう。このお米が日本のお米に近い味です。
毎日お米を食べる方は、アマゾンで注文するのがおすすめ。
私は、イタリア産のゆめにしきを購入しています。味は日本のお米とあまり変わりません。
炊飯器があればご飯を炊くのもラク
炊飯器があれば、ごはんを炊くのも楽ですが、もちろんお鍋でも美味しくごはんを炊くことができますよ。
おにぎり
ドイツのスーパーでも海苔が販売されていますので、おにぎりを作ってみるのもおすすめです。ドイツで販売されている海苔は、もともとはお寿司作り用に販売されている商品で大判タイプです。
ちなみに韓国海苔はドイツのアマゾンで購入できます。
息子の大好物の韓国海苔。ごはんに乗せたり、小さい一口おにぎりを作るときに大活躍です。
お味噌汁
日本企業の「マルコメ」のインスタントタイプのお味噌汁が販売されています。お味噌もドイツ現地のスーパーで購入できますが、アジア系スーパーで購入するか、または日本から出汁入りの顆粒タイプのお味噌を持ってくると毎日お味噌汁が楽しめますよ。
マルコメの顆粒タイプの味噌
ドイツのアマゾンでもお味噌は買えます
焼き鮭
鮭は冷凍食品コーナーまたは、鮮魚コーナーで見つけることができます。冷凍された鮭は、皮があるタイプとないタイプの2種類が販売されています。
鮮魚コーナーがあるスーパーは限られていますので、見つけた方はラッキーです。
マーケットのお魚屋さん
Markthalle(マークトハレ)と呼ばれるマーケットにあるお魚屋さんでも購入可能です。
鮭の他に、以下も購入することができますよ。
卵焼き・目玉焼き
形にこだわらなければ、ドイツで販売されている丸いフライパンでも卵焼きを作ることができますよ。また、ドイツで販売されている生卵は、生食には向いていませんのでご注意ください。
食べられないことはないですが、自己責任で。
目玉焼きとソーセージが一緒に焼けるこのフライパンが便利でおすすめです。子供の朝ごはんを作るときにも大活躍です。
いんげんの胡麻和え
いんげんはドイツ語で「prinzessbohnen」という名前で売られています。フレッシュなものと冷凍のものがあります。
また、最近はドイツの大手スーパーでも「白煎り胡麻」を販売していますので、ぜひ探してみてくださいね。もし「白煎り胡麻」がない場合は、Tahini(タヒニ)という「練り胡麻ペースト」を代用すると良いですよ。
しゃぶしゃぶや棒棒鶏のゴマだれ作りにも使えます。
練り胡麻ペーストTahini(タヒニ)はトルコ・中東系の食材エリアにあります。
浅漬け
浅漬けは塩があれば作れるので、海外生活でも簡単に作れて便利です。
ドイツのスーパーではカブや大根、白菜などが販売されているので、きゅうりと一緒に浅漬けを作るのもおすすめです。
私は最近、日本から持ってきた「塩昆布」とドイツで購入したカブときゅうりを和えたものがお気に入りです!とっても美味しいので、ぜひ作ってみてほしいです。
塩昆布があると副菜作りが便利に
ドイツのスーパーで手に入る食材で簡単和食メニュー
とんかつ
とんかつを作るのに必要な材料は、ドイツ現地のスーパーでほとんど揃います。ここ数年はパン粉も販売されているので、アジア系コーナーをぜひチェックしてみてくださいね。
ドイツにもシュニッツェル用のパン粉が売られていますが、細かいので、日本のとんかつの食感を求めるなら、韓国製のパン粉がおすすめ!
つくね
ドイツでは鶏胸肉と鶏ささみ、七面鳥のお肉がメジャーです。鶏胸肉を細かく刻む、またはフードプロセッサーで細かくして、調味料を入れると「鶏つくね」が作れます。
「鶏つくね」はスープに入れたり、鍋の具材としても、または甘辛く味付けをしておかずにも。
ちなみに、とりもも肉は骨つきのものしか販売されていません。
チャーシュー
ドイツのスーパーの肉売り場では、豚バラブロック肉が買えます。お好きなキロ数を店員さんに伝えると切ってくれます。
豚バラブロックの表面をフライパンでこんがりと色をつけるように焼いたあと、水、ネギの青い部分、ニンニク、生姜、醤油、酒、砂糖などと一緒に煮込みます。
私は豚バラブロックを焼いたあとは、調味料と薬味と共に炊飯器に入れて炊飯スイッチオン!炊飯器でもトロトロの美味しいチャーシューが作れますよ。
そぼろ丼
ドイツには日本のスーパーで販売されているような薄切りのお肉はありませんが、「ひき肉」は必ず販売されています。そぼろ丼は、醤油と砂糖の味付けで簡単に作れておすすめです。
味付けをしたそぼろ、炒り卵や茹でたいんげんで3色丼を作ってみても良いかもしれませんね。
合い挽き、豚肉100%、牛肉100%の3種類がスーパーで購入できます。また、鶏ひき肉はないので、自分で作る必要があります。
炊き込みご飯
小さく切った鶏肉、人参を薄く小さく切ったもの、醤油、砂糖、顆粒だしを適量加えて炊くと美味しい炊き込みご飯ができます。
また、タコ飯、とうもろこしご飯、ツナ缶を使った炊き込みご飯など、身近にある食材でも多様な炊き込みご飯が作れますよ。
シンガポール料理の「カオマンガイ」も鶏肉、塩、酒を炊飯器に入れて炊くだけで美味しくできますよ!簡単に作れておすすめです。
お鍋
ドイツ現地のスーパーでも鍋の定番野菜である、白菜、大根、ネギ、にんじんが手に入ります。簡単に食事を済ませたいときやお友達と集まって食事をするときにおすすめです。
鶏つくねや白身のお魚を入れても良いですね。
鴨南蛮・かしわそば
もしお蕎麦の乾麺を手に入れることができたら試していただきたいのが、鴨南蛮とかしわそば。ドイツのスーパーで手に入る調味料と鴨肉や鶏胸肉で、ぜひお試しください。
料理酒は辛めの白ワインで代用しよう
料理酒はドイツ現地のスーパーでは買えないので、辛口の白ワインで代用してOKです。スーパーまたはドラッグストアにある4ユーロ程度のもので十分です。
お好み焼き・たこ焼き
小麦粉、卵、出汁、お水で作れるお好み焼きとたこ焼き。ドイツ食材でも作れます。
お好み焼きに使うキャベツは「Spitzkohl」と呼ばれるとんがったタイプのキャベツを使いましょう。柔らかくて日本のキャベツそのものです。
お好み焼きのソースはウスターソースや中濃ソースでも十分に美味しいです!あとは、思い切りマヨネーズをかけて。
山芋の代用は「すりおろしたズッキーニ」
ズッキーニをすりおろしたものを山芋の代わりにお好み焼きの生地に加えると、とってもふんわりとしたお好み焼きになっておすすめです!ズッキーニの苦味が気になる方は、皮をむいてからすりおろしても良いです。
私はいつもズッキーニをすりおろして、お好み焼きの生地に入れています。とってもふっくらするのでおすすめです!これを入れたのと入れないのでは食感が大きく違います。
食洗機対応の両面おろし器は日本から持ってこよう
食洗機対応で両面使えるおろし器。こういったおろし器は日本でしか買えないので、大根おろしや薬味などが好きな方は日本から持ってくることをおすすめします。
さいごに
さて、今回はドイツ現地スーパーで手に入る食材で作れる日本食メニューをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ドイツでも少しの工夫で日本食(和食)メニューは豊富に作ることができます!ドイツ留学や移住をされ、日本から遠く離れた異国の地で頑張っている皆さん、ぜひ美味しい日本食を作って食べて、毎日を元気に笑顔で過ごしましょうね。